APRCで現在選手権首位につけているチームMRFのガウラブ・ギルは、9月23日に開幕するラリー北海道において、レギュラーで組むグレン・マクニールに代わってステファン・プレボをコ・ドライバーに迎えることを明らかにした。
ギルは現在、選手権2位でチームメイトのファビアン・クレイムに対し33ポイント差をつけている。昨年の北海道はリタイアに終わっているギルだが、今季は3戦3勝と独走状態だ。
「今季はここまでパーフェクトに進んでいる」とギル。
「ファビアンに対してのリードを広げることができている。北海道でもさらに広げていきたいが、ファビアンがどれだけ強いかも知っているので、簡単にはいかない」
そのクレイムは、ラリー北海道初参戦。ドイツ選手権では現在選手権首位に立っているクレイムの、高速グラベル戦での走りは日本のラリーファンも心待ちにしていることだろう。
「APRCは未知のエリアだけれど、ここまでの自分のパフォーマンスやリザルトには満足している」とクレイム。
「もちろん勝てたらとてもうれしいけど、ギルに勝つのはたやすいことではない。僕と違って、彼はこのラリーのことをよく知っているからね」
チームMRFは、クレイムのシュコダ・ファビアR5は、ここまでの3戦とほぼ同じスペックであるものの、エンジンを新たに載せ替えていることを明かしている。