WRC.COMはウェブサイト上で、歴代スバル・インプレッサのラリーカーの中で最も好きなバージョンについてのアンケートを実施していたが、最終的に「スバル・インプレッサWRC2003」が勝者となった。
インプレッサWRC2003は、ペター・ソルベルグがドライバーズチャンピオンを獲得した記念すべき1台。ペターはコルシカでの勝利後、キプロス、オーストラリア、GBで勝利。シトロエンのセバスチャン・ローブのタイトル獲得を阻止し、わずか1ポイント差で自身初のチャンピオンを決めた。これ以降、2012年限りでのローブの引退まで、ドライバーズチャンピオンは常にローブだった
当時スバル・ワールドラリーチームのテクニカルディレクターを務めていたデイビッド・ラップワースは2003シーズンについて、特にコルシカは特別なイベントだったと語る。2日前の早い時間に行われたシェイクダウンでのクラッシュ後、ペターは優勝を果たした。
「ラリーのスタートとしては悪いかたちだったが、よりよい順位を得ることは分かっていた」とラップワース。「ペターの背中には壁が迫っていたが、このクラッシュでプレッシャーから解き放たれ、WRC2003とともに特別な勝利を挙げることができたんだ」
投票の内訳は以下のとおり。
インプレッサWRC2003 37%
インプレッサWRC97 35%
グループAインプレッサ 16%
インプレッサ2001 8%
インプレッサ2008 5%