シトロエンとヒュンダイも“WRC2017”を展示 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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シトロエンとヒュンダイも“WRC2017”を展示

©Naoki Kobayashi

パリ・モーターショーでは、シトロエンとヒュンダイもWRカーを出展。EVがテーマでモータースポーツとは無縁の出展内容だったフォルクスワーゲン以外の2017年参戦の3メーカーが顔を合わせる格好となった。

地元シトロエンは、まったく新しいクロスオーバー風コンセプトに生まれ変わった新型C3のワールドプレミアに合わせ、C3 WRCのコンセプトカーを出展。過激なエアロディテールの数々で目を引いた。ただし、これはあくまでも“コンセプト”。これまでに公開されている実際のテストカーとの相違も多く、実戦仕様とは少々かけ離れたショーカーといえる。ただし、より若くアクティブな層に希求したいC3にとってWRC活動は重要なプログラムであり、プレゼンテーションのメインという役回りに、その期待の大きさを伺わせた。

コンファレンスには、シトロエンCEOのリンダ・ジャクソンが登壇し、コンファレンスが最も盛り上がりを見せた中盤に、新型モデルC3を紹介、それに続いて、ジャクソンが「このマシンを、この場で世界で初めてみなさんにお目にかける事を、心からうれしく思います」というコメントとともに、それまで覆われていたC3 WRCのベールが外された。背景のスクリーンには、savage beauty(野蛮な美しさ)というコピーが映し出された後、モノクロ背景のワインディングな道を、赤と黒のC3 WRCが疾走する模様が流れ、この映像は「Rendez-Vous Monte Carlo Rally 2017」(2017年モンテカルロラリーで会いましょう)のメッセージで締めくくられた。

Naoki Kobayashi

Naoki Kobayashi

一方、ヒュンダイは実際にテストに供されている3ドアの新i20WRCを展示。こちらも世界初公開となったが、エアロのディティールはライバルたちに比べるとおとなしい印象で、今後最終仕様までには大きな変化もありそうだ。一件すると単なるゼブラ模様に見えるカラーリングは、ヒュンダイのハイパフォーマンスラインである“N”の文字を無数にあしらったものだ。



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