WRCコルシカでは、アンドレアス・ミケルセンとのバトルを制して2位フィニッシュしたティエリー・ヌービル。昨年末から今季前半にかけての不調から一転、イタリア戦から連続トップ4フィニッシュを重ねて、現在選手権3位につけている。
現時点のドライバーズ選手権でトップ6のうち、来季のシートが確定していないヌービルは、ストーブリーグでも最も有利な駒を手にしているひとりとも言える。コルシカフィニッシュ後の記者会見では、コルシカでの2位フィニッシュは来季に向けてもいい成果なのでは、という質問が飛んだ。
現所属のヒュンダイ・モータースポーツは、既にダニ・ソルド、ヘイデン・パッドンと契約してはいるものの、折しもラリー直前には、FIAが来季の3ドライバー制導入を発表したばかり。この興味深い質問に対し、ヌービルは
「もちろん。2013年も同じ状況だった。選択肢があるのと同時に、一番大変な時期でもある」と回答。
「ディナーに行って、メニューを見ているようなものだ。どれもよさそうだけど、どれが一番いい選択肢なのかは分からない。まずは、全部試してみたいよね! 気持ちの中では、固まりかけている。まだテストしていないクルマが2台あるんだ!」