APRC第2戦ラリーニューカレドニアは、5月17日、デイ1の競技9SSの走行が行われた。著しくスリッパリーなコンディションでトラブルが続出する中、ニューカレドニア初参戦のヨーロッパ王者、ヤン・コペッキー(シュコダ・ファビアS2000)が首位に立った。
序盤リードしたのは、チームMRFで僚友として戦うAPRCチャンピオン、ガウラブ・ギル。昨年も制したこのイベントで2連覇を狙う。しかし、SS7で木にヒットして4分以上をロス。「本当に残念だ。リードしていたけど、プッシュはしていなかった。ついていなかったんだと思う」と肩を落とす。それでも2位でこの日を折り返した。
ギルとの間に5分半近くの大差を築いたコペッキーだが「ギャップは十分だとは思うけど、このラリーでは何が起きても不思議じゃない」と警戒を緩めない。
一方、2WDカップでは、トム・ワイルド(ルノー・クリオR3)がオルタネーターのトラブルでリタイア。昨年王者のマイケル・ヤング(プロトン・サトリアネオ)が首位に立っており、3位につけるサンジェイ・タクル(スバル・インプレッサ)にも12.9秒差に迫っている。
競技最終日となるデイ2は、8SS・113.17kmのステージが設定されている。