今季のERC最終戦となる第10戦キプロスラリー(ミックス路面)は10月9日、レグ3の走行が行われた。4SS・67.42kmが設定されていたが、SS13は安全上の理由によりキャンセルとなった。
この日は、初日から首位に立ったアレクセイ・ルキヤナク(フォード・フィエスタR5)がリードを守り切って優勝。今季は、開幕戦と最終戦の2戦で勝利を収めた。この結果、ルキヤナクはラルフ・サーマキス(シュコダ・ファビアR5)との選手権2位争いも制した。
「本当に安心した。本当にタフなラリーだったからね」とルキヤナク。
「小さなミスはあったが、マシンの動きはよく、僕らもいい走りができた。チームやスポンサーに対しても、誇らしく思うよ。今季はトラブルも多かったが、今はハッピーだ」
ERC2は地元キプロスのクリストス・デモステノウス(三菱ランサーエボリューションIX)が、トップを守り切り、キプロスでのプロダクションクラス3連覇を果たした。ERC3も、ムラット・ボスタンキ(フォード・フィエスタR2T)が前日からのリードを守ってトップフィニッシュを飾った。
ERCキプロス 最終結果
1 A.ルキヤナク(フォード・フィエスタR5) 2:06:44.9
2 M.グリエベル(シュコダ・ファビアR5) +2:12.2
3 R.サーマキス(シュコダ・ファビアR5) +2:56.0
4 D.ボッカ(シトロエンDS3 R5) +6:20.2
5 C.デモステノウス(三菱ランサーエボリューションIX) +7:13.7
6 チップス・ジュニア(三菱ランサーエボリューションIX) +9:13.1