フランスのタイヤメーカー、ミシュランが、オフィシャルタイヤとしてのパートナーシップにおけるWRCとの契約を3年間更新した。今週末開催されるスペイン戦でミシュランユーザーが勝てば、ミシュランにとって300回目のWRC優勝。さらに、フォルクスワーゲン・モータースポーツと、同チームのセバスチャン・オジエがタイトルを決めれば、50個目の世界タイトルを獲得することになる。
ミシュランは、WRCが創設された1973年からWRCに関わっており、以来、4シーズンを除き、ハイパフォーマンスな競技タイヤをマニュファクチャラーズに供給してきた。今後もWRC全戦でミシュランブランドのプロモーションを続ける。
ミシュランのモータースポーツ・ディレクター、パスカル・クワノンは、「ファクトリーチームとこれだけ緊密に取り組んできたことを光栄に思うし、彼らが自信を持つことが、我々が可能な限りベストなタイヤをデザインし続ける原動力となってきた」とコメント。
さらに2017年から登場する新世代WRカーのためのタイヤを製作するという任務は、とてもエキサイティングなものだとも語った。
「よりパワフルなマシンになることで、我々のエンジニアにとっても新たなチャレンジとなった。新型マシンは競技性能が高まるだけでなく、より安全に、より多彩なマシンとなるということに留意してきた。ミシュランにとって、さらに3年間、WRCで戦うことで、我々の専門知識をさらに進化させ、それを披露する機会が与えられるものだと考えている」