WRCラリースペイン(ミックス)は10月13日、グラベルとターマックがミックスされた2.97kmのコースでシェイクダウンが行われた。
水曜日に豪雨に見舞われ、ウエットが残るスリッパリーなコンディションの中、タイトル4連覇がかかるセバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)が2分13.9秒でベストタイムをマークした。しかし、そのオジエは、本当はソルドの方が速かったはず、と明かす。
「シェイクダウンのことについては、正直に言いたい。自分のタイムがよかったのは、シケインをオーバーシュートしたからだ」とオジエは説明する」「だから、一番速かったはずなのは、ダニなんだ。でも、このタイムは、競技には影響しないからね」
そのソルドは、オジエに0.1秒差のタイム。
「マディになっていると思ったから、一番に走った。路面はマディだったけど、グリップはだんだんよくなっていった」と語るオジエは、自身としては最後となった3回目の走行でこのタイムを刻んだ。
「まさに、このステージは楽しむだけのもの。グラベルタイヤでアスファルトのシケインを雑に走ってもいいことはないし、金曜日のステージにはあまりマッドはないと見ている。通常のグラベルコンディションだと思うよ」
クルーはこの後、セレモニアルスタートが行われるバルセロナへ移動。市街地で行われる開幕ステージは、現地時間の18時06分にスタートする。
WRCスペイン シェイクダウン結果
1 S.オジエ(フォルクスワーゲン) 2:13.9
2 D.ソルド(ヒュンダイ) +0.1
3 A.ミケルセン(フォルクスワーゲン) +1.2
=4 O.タナック(フォード) +1.7
=4 K.ミーク(シトロエン) +1.7
6 J-M.ラトバラ(フォルクスワーゲン) +2.0
7 H.パッドン(ヒュンダイ) +2.3
=8 T.ヌービル(ヒュンダイ) +3.0
=8 M.オストベルグ(フォード) +3.0