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勝田貴元、VABでの初参戦に慎重な姿勢で臨む

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全日本ラリー選手権第8戦「M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2016 Supported by Sammy」に、LUCKから勝田貴元が参戦する。彼が今回ステアリングを握るのは、スバルWRX STI VAB。全日本ラリー選手権はGT86 CS-R3をドライブした第6戦「モントレー in 嬬恋」以来となる。

「フィンランドから戻ってきて、このラリーに向けて軽くドライブしたという感じですね。でも、レッキの段階からあまり良いフィーリングをつかめていないので、厳しい戦いになるかもしれません。以前、GRBでラリーを走ったことはあるんですが、その時とはかなり違います。マシン特性も別物ですし、特に足まわりのフィーリングに戸惑っているところです」

今シーズンは、TOYOTA GAZOO Racingの若手育成ドライバーとして、フィンランドを中心に戦った貴元。ハイランドのステージでは、フィンランドで得た経験を一度リセットする必要があると考えている。

「今回参戦を決めたのは、僕はラリー経験が少ないので、少しでも多くのイベントに出て色々な経験を積みたかったということがあります。フィンランドで成長した実感もありますし、その経験を日本でも活かしたいんですが、やはり状況が違うので、気持ちを切り替える必要があるでしょう。1回リセットするつもりで、新たな経験を積み上げていきたいです」

今回の目標を、貴元は「JN-6トップ勢に近いタイムを出すこと」とした。
「目標はまず完走になります。ステージ自体は短いですし、ところどころ行けるところがあれば、2ループ目は少しペースを上げたいと思っています。新井(敏弘)さん、奴田原(文雄)さん、鎌田(卓麻)さん、父(勝田範彦)、のトップ5に並ぶか、彼らの中に割って入るタイムを出したいところですが……。とにかく、2日間のラリーを走り切ることが第一です」



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