英国を拠点とするMスポーツは、今週のWRC GB戦で上位フィニッシュを狙う。先週は2017年型フォード・フィエスタRSのグラベルテストを、フィンランドで実施。来季に向けての準備も佳境を迎える中、再びフルグラベル戦に臨むマッズ・オストベルグは士気を高めている。
「ここ数戦のターマック戦では、たくさんのことを学んだが、グラベルに戻るのは気分がいいことは確か」と語るオストベルグは、GBにはこれまで10戦参戦した経験を有している。
「それに、GBはカレンダーの中でもお気に入りのイベントだ。好きなステージだし、得意でもある。GBでは、2度ポディウムに上がった事があるので、今年も何としてもポディウムに上がりたい。今年は会期が少し早いので、ドライになったら最高だろうね。ドライで1度走った事があるが、素晴らしかった。しかし、どんな天気であろうと、あの高速グラベルを駆け抜ける事を楽しみにしているよ」
一方、チームメイトのエリック・カミリは、GB参戦は1度しか経験がないが、その時はWRC2部門で、ターボトラブルに見舞われるまではリードしていた。
「GBは特別なイベントだが、特に今年はチームの母国戦なのでさらに深い意味を持つ」とカミリ。
「チームには今年、本当に支えられてきたので、GBではいいリザルトで恩返しをしたい。ウェールズに参戦したことがあるのは1度だけで、今年は全く状況は異なるが、グラベルでのパフォーマンスをさらに上げていきたい。一番重要なのは、イベントを走り切ることだが、手応えがあれば限界までプッシュしていきたい」