WRC第13戦GBはデイ2のSS16までを終えて、フォルクスワーゲンのセバスチャン・オジエが33.8秒のリードで首位を守っている。2番手にはDMACKのオィット・タナック、3番手にはヒュンダイのティエリー・ヌービルと、上位陣の顔ぶれは前日と変わっていない。
この日はSS9〜16の8SS。初日の段階でオジエに37.3秒差をつけられたタナックがどのような走りを見せるか、そして僅差の総合3番手争いに注目が集まった。この日も天候は霧がかかるウェットコンディション。総合2番手のタナックはオープニングのSS9でベストタイムをたたき出しオジエ追撃の構えを見せるが、続くSS10ではオジエがベストタイムで差を広げにかかる。タナックはそれでもアタックを敢行し、SS11〜14でオジエのタイムを上まわってみせた。SS12〜14では3連続ベストタイムをマークし、一時は24.8秒差までその差を詰めることに成功した。
もちろんオジエも黙ってはいない。SS15でベスト、この日最後のSS15でもタナックに差をつけるSS2番手でフィニッシュし、差を31.8秒まで戻してデイ2を終えた。
注目の3番手争いも順位の変動はなし。総合4番手にパッドン、総合5番手にミークというオーダーとなっているが、パッドンはヌービルと12.6秒差、ミークはヌービルと55秒差と大きく開いている。
順位 | ドライバー | マシン | タイム/差 |
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1 | セバスチャン・オジエ | フォルクスワーゲン・ポロR WRC | 2:43:25.3 |
2 | オット・タナク | フォード・フィエスタRS WRC | +33.8 |
3 | ティエリー・ヌービル | ヒュンダイ i20 WRC | +1:34.5 |
4 | ヘイデン・パッドン | ヒュンダイ i20 WRC | +1:47.1 |
5 | クリス・ミーク | シトロエンDS3 WRC | +2:29.5 |
6 | ダニ・ソルド | ヒュンダイ i20 WRC | +3:36.0 |
7 | マッズ・オストベルグ | フォード・フィエスタRS WRC | +4:15.0 |
8 | ヤリ‐マティ・ラトバラ | フォルクスワーゲン・ポロR WRC | +4:22.2 |
9 | ステファン・ルフェーブル | シトロエンDS3 WRC | +6:52.7 |
10 | エリック・カミリ | フォード・フィエスタRS WRC | +7:35.6 |