昨年のラリーオーストラリア以来連勝を続けているフォルクスワーゲン。今回の第5戦アルゼンチンで、セバスチャン・オジエ、ヤリ-マティ・ラトバラ、アンドレアス・ミケルセンのいずれかが優勝すれば、その記録を更新することになる。
直前のポルトガルで、フォルクスワーゲンは記録に並ぶ8勝目を記録。同じ記録を持つのは、2011年の第2戦メキシコから第9戦ドイツまで勝利したシトロエンだった。しかし、この8戦のうちセバスチャン・ローブが4勝、シトロエン時代のオジエが4勝を獲得しており、ローブは今季すでにWRCを去っている。そしてアルゼンチンでは過去、2005年から2013年まで(2010年はWRC以外での開催)すべてローブが制していることから、新記録の達成は濃厚と見られている。
フォルクスワーゲンのヨースト・カピートは「我々は今シーズン何度もの優勝を達成し、優勢に見られているが、初めてのSSのスタートに挑むにあたっては誰もがゼロから始まる」と慎重なコメント。
「勝ちたいということには疑いはない。しかしまた、スポーツに置いて特別なギフトはないことも自覚している」