2016年末でWRC活動を終了するというフォルクスワーゲンのニュースは、当然、WRC界にも衝撃を与えた。前日からヨーロッパを中心に複数メディアが濃厚な噂として伝えていただけに、ライバルチームも動向を注視していたようだ。
フォルクスワーゲンが公式発表のリリースを配信した15分後には、ヒュンダイ・モータースポーツがただちに反応。チーム代表のミシェル・ナンダンは、チームの公式フェイスブック上で「ヒュンダイ・モータースポーツ一同は、フォルクスワーゲン・モータースポーツが今季いっぱいでWRCを離れてしまうというニュースを遺憾に思っている」とメッセージを残した。
「彼らは強力なライバルだった。我々のように、新たにラリーに参入したチームにとって、本当に刺激になる存在だった。この3シーズン、我々は彼らと対等に張り合えるようになるために、懸命に自分たちのレベルを高めていったし、全チームが新たなマシンで挑む2017年、彼らに挑んで戦うことを楽しみにしていた。ここ数年で彼らが残した素晴らしい成果は、今後も我々のモチベーションになる」