富士重工業は、2016年全日本ラリー選手権最終戦「新城ラリー2016」のダイジェスト動画を公式YouTubeチャンネルで公開した。新城ラリーの名物とも言える雁峰林道の難ステージをアタックするシーンや、ハイスピードな本宮山スカイラインに今年新たに設置されたシケインをクリアするシーンなど、新城ラリーならではの走りを見ることができる。
JN6クラスのチャンピオン争いが最終戦までもつれた今年の全日本ラリー。勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)か奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX)か。勝者がチャンピオンになるという構図の最終決戦が大いに注目を集めた。
SS1から7秒もの差をつけて首位に立った勝田に対し、奴田原はSS2でコースオフしリタイア。ライバルのいなくなった勝田はその後も快調なペースを維持して優勝を果たし、3年ぶりのチャンピオンを決定した。コ・ドライバーの石田は通算4度目、最上位クラスは初のタイトル獲得となった。2位には新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)が入賞。鎌田卓麻/市野諮(スバルWRX STI)はベストタイムを刻む速さを見せながらも、デイ1、デイ2とも駆動系にトラブルを抱えリタイアを喫している。
BRZ勢では、JN2クラスで逆転チャンピオンの可能性を残す小濱勇希/馬場雄一がクラス優勝。デイ1、デイ2とも首位であがりフルポイントを獲得したが、シリーズリーダーの明治慎太郎/北田稔(トヨタ86)が2位に入ったため、逆転は実現せずシリーズ2位でシーズンを終えた。