世界ラリークロス選手権は最終戦が11月27日、アルゼンチンでファイナルが行われ、フーニガン・レーシング・ディヴィジョンのアンドレアス・バックラッド(フォード・フォーカスRS)が優勝。前戦ドイツでマティアス・エクストロームがドライバーズタイトルを決めていることから、注目が集まった選手権2位争いでは、ファイナルを2位でフィニッシュしたヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロ)がその座を収めた。3位には、ポイントではペター・ソルベルグと並んだものの、年間勝利数で上回ったバックラッドが3位に食い込んだ。
「ドライバーズ選手権での3位も決まり、とても感動している」とバックラッド。「今日、この場にたどりつくまでに、本当にたくさんの人から支えてもらってきた。本当に素晴らしい気持ちだよ。自分の成果を誇りに思うし、パートナーや支えてくれた人たちみんなに感謝したい」
「昨年末、ケン・ブロックがチームメイトとして声をかけてくれた時から、信じられないような旅だった。今日は厳しいレースだったが、ドライバーズ選手権でのポディウムを決めることもできて、本当に満足している」
「この瞬間をずっと夢見てきたが、世界RXのレベルが高いので簡単なことではなかった」とエクストローム。
「ドライバーとしても、チームオーナーとしても、今年は素晴らしいシーズンだった。ほんの3年前は全くの白紙状態だったのに、今やダブルタイトルを手にした。とにかく最高の気分だよ。ドライバーとしてもうれしいが、スタッフみんなが必死で取り組んできたので、チームとしてのうれしさは、なおさらだ」
世界RXアルゼンチン ファイナル結果
1 A.バックラッド(フォード・フォーカスRS ) 3:48.219
2 J.クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロ) 3:50.210
3 T.ヘイッキネン(アウディS1) 3:52.042
4 T.シェイダー(セアト・イビザ) 3:53.037
5 M.エクストローム(アウディS1) 3:54.482
6 R.ラールソン(アウディA1) 3:59.778