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WRC、2017年はリバーススタートを復活、2016仕様WRカー対象のトロフィーを新設

©VOLKSWAGEN

11月30日にウィーンで開催されたワールドモータースポーツカウンシルでは、2017年のWRC競技規定についても数々の承認が行われた。

2017シーズン、P(プライオリティ)1ドライバー陣のスタート順は、2014年の方式を参考にリバース方式を採る。2016年は、デイ1、デイ2はその段階での選手権順位の順に、デイ3はイベントの総合順位の順にスタートしていた。2017年は、初日のみ選手権順位でスタート、残りの2日間はイベントの総合順位をリバースしてのスタート順に切り替わる。2017年開幕戦初日のスタート順は、前年の最終選手権順、ラリー2による再スタート車両は、P1グループの最後に回る。

この方式は、世界チャンピオンのセバスチャン・オジエにとっては有利になりそうだ。2016年、オジエは砂利掻きを担わなくてはならないグラベルラウンドで圧倒的な不利を強いられる方式に、度々不満を漏らしていた。

今回のワールドモータースポーツカウンシルでは、2016スペックのWRカーで参戦するコンペティターを対象としたWRCトロフィーを新設することも発表。ドライバーは、最大7戦分でポイントを獲得することができ、ベスト6戦分のポイントでドライバーズ、コ・ドライバーズタイトルを争う。

ジュニアWRCは、統一マシンがシトロエンからフォードに変更。2017年、2018年のR2カー供給契約を、Mスポーツが勝ち取っている。

また、WRCコンペティターはタイヤを、ミシュランとDMACKの2社から選択することとなる。



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