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ローブ、WTCC開幕ラウンドでさっそく初勝利

 

4月13日にモロッコで開幕した世界ツーリングカー選手権で、セバスチャン・ローブが早くも1勝目を挙げた。

モロッコの市街地コースで開催されたWTCC開幕戦で、今シーズンから参戦するシトロエン・レーシングは圧倒的な強さを発揮。レース1ではホセ‐マリア・ロペスが優勝、ローブが2位、イバン・ミューラー3位といきなり表彰台を独占してみせた。

続いて行なわれたレース2はリバースグリッド。9番手からのスタートとなったローブだったが、先頭集団でクラッシュがあり、レースは赤旗中断。このアクシデントに巻き込まれたミューラーはリタイアを喫してしまう。セーフティカーでの再スタート後、ローブは3番手から順位を上げていき、ロペスとの1-2体制を構築。鮮やかに開幕ラウンドでWTCC初勝利をモノにした。

チームを率いるイブ・マトンは「私は2003年のラリー・モンテカルロでローブ、カルロス・サインツ、コリン・マクレーによるトップ3独占も見てきたが、今回の偉業にも立ち会うことができてうれしい。これらに共通しているのは、チームのマインドだ。チームは謙虚であり、なおかつ闘争心を持ち、期待以上の結果を出してくれた」とコメント。

ローブは「シトロエンは素晴らしいマシンを開発してくれた。シャシーのバランス、エンジンと、すべてが完璧。レース2のスタートでは、運が良かったと思う。Cエリゼはライバルよりも速かったので、楽に前に出ることができたね」と上々の結果に満足そうな笑顔を見せた。

なお、チームのピットには元コ・ドライバーのダニエル・エレナがいたり、アリ・バタネンが激励に訪れるシーンも見られた。



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