APRC、NZのワンガレイで今週開幕 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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APRC、NZのワンガレイで今週開幕

 

 2014年のアジア−パシフィック・ラリー選手権は4月11-13日、ニュージーランド北島の大都市オークランドから160km北上したワンガレイを拠点とするインターナショナル・ラリー・オブ・ワンガレイで開幕する。

 APRCのNZ戦がワンガレイで開催されるのは、今回が8年目。路面が立体的な高速のグラベルコースは、ドライバーの資質が試されるドライバーズステージだ。今年は12日のレグ1に6本の新設ステージが設定されるほか、夜間に走行するスーパーSSも盛り込まれている。

 今季は、APRCチャンピオンのガウラブ・ギルとERCチャンピオンのヤン・コペッキーが共にチームMRFからシュコダ・ファビアS2000で参戦。アジアとヨーロッパ王者という二枚看板でMRF陣としてはクリス・アトキンソン、ギルに続くAPRC総合タイトル3連覇に挑む。

 APRC初挑戦のコペッキーはチェコ出身の32歳。「ニュージーランドに来るのも初めてなので、まったく予測がつかないね。僕の国ではグラベルラリーがないから、グラベルでのドライビングも勉強しているところ。去年はERCで3戦出て2回勝った経験もあるけど、このワンガレイはまったく違う性質のようだ。体験したことのないような道なので、ビッグチャレンジだよ」

 一方、ディフェンディングチャンピオンとしてのシーズンに臨むギルは、昨年のワンガレイは2位でフィニッシュしている。「なによりも、僕はプロのドライバーだし、マシンを最高の順位でフィニッシュに持ち帰るのが仕事だ。だから、ここに来る理由はただひとつ、勝つため。これは今回も、シーズンのほかのイベントでも同じだ。今年のワンガレイでの大きな違いは、新しいステージだね。まったく走行経験のないステージなので、チームメイトのコペッキーをはじめ、他のドライバーたちとも、本来の力量が試されることになると思う」

 昨年、2WD、アジア、ジュニアと三冠を果たしたマイケル・ヤングは今季、マシンをプロトン・サトリアネオに戻しての参戦。2WDシリーズで展開するオーストラリア選手権で昨年2位に入ったトム・ワイルドがルノー・クリオR3でシリーズエントリーしており、今季は2WDカップのバトルもさらに白熱しそうだ。
「トム・ワイルドは経験も多いし、彼のR3は速いから強敵になるだろうね。でも、僕はワンガレイ戦は4回目の参戦だし、母国イベントでもあるから、バトルを楽しみにしているよ」

 さらに今回は、日本からいとうりながホンダ・シビック(グループN仕様)で、増川智が全日本規定のRJ仕様のマツダ・デミオでスポット参戦する。

 インターナショナル・ラリー・オブ・ワンガレイは4月11日、ワンガレイの市街地でセレモニアルスタートを行った後、12日から競技が始まる。



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