WRCポルトガル、WRC2イベント後記者会見の内容
(抜粋)
●WRC2ポストイベントカンファレンス出席者
1位:ナッサー・アルアティヤ=NA-A
1位:ジョバンニ・ベルナッキーニ=JB
Q:
ナッサー、おめでとう。ヤリ・ケトマーと素晴らしいバトル、今の気分は?
NA-A:
何のドラマもトラブルもなくこのラリーを走り終えて、本当にハッピーだ。いい週末だったし、僕たちには初めてのWRC2でのラリーだった。目標はトップ3に入ってポイントを獲ることだったが、ペースがよかったのでこのような展開になった。最終日は最終ステージまでに10秒のリードを築いたが、突然、SMSが届いてヤリとの差が0.8秒しかないと言われたから、プッシュすることを決断して11秒差で勝った。全開でプッシュする時はミスもしやすいが、いいラリーができた。ジョバンニ(・ベルナッキーニ、コ・ドライバー)もチームも、ミシュランタイヤもいい仕事をしてくれた。
Q:
それまでWRカーに乗っていたが、どのようにこのマシン(フォード・フィエスタRRC)に対応した?
NA-A:
中東選手権では、この2、3年、似たようなマシンを使っていたが、ここは道がまったく違う。砂漠はもっとオープンだが、ここでは精確に、より集中しなくてはならない。
Q:
WRC2も強豪揃いだが、タイトルを獲る自信は?
NA-A:
その通りだと思う。今回のラリーは本当にハードだったし、ステージの経験も必要だ。アルゼンチンも同じように簡単ではない。いいドライバーがたくさんいるし、タイトルチャンスはみんなにある。WRC2への参戦を決めたのだから、目指すのは部門制覇だ。
Q:
ジョバンニ、あなたにとって特別な勝利だ。
JB:
そうだね、僕にとっては特別な勝利だ。僕がポルトガルで勝った、総合ではなくクラスだけど。そしてちょうど40年前、父(アーナルド・ベルナッキーニ)もここで勝っているんだ。だから僕にも父にとってもうれしいよ。僕が目指していたのは、父が勝ったラリーで勝つこと。WRC2優勝ができたこともうれしいし、ちょうど40年後に僕が勝てたのは、特別な瞬間だ。