ラリーポルトガル、デイ3終了後の各ドライバーからのコメント。
[フォルクスワーゲン・モータースポーツ]
フォルクスワーゲン・ポロR WRC
セバスチャン・オジエ/総合首位
「本当にいい一日だった。ポロは今日も完璧だったよ! まだ湿ってスリッパリーなセクションも少し残っていたが、今回はばっちりタイヤ選択が決まった。それでも、できるだけタイヤをセーブするために、あまりアグレッシブなドライブにしないようにした。選手権でのリードを広げる絶好のチャンスだから、あまりリスクを負わないようにしている。もちろん4度目のポルトガル勝利を獲得したいが、ミッコ・ヒルボネンはここではとても速い。大差のように見えるが、ここでも心がけることは同じ。勝つためには、まずラリーを走り切らなくてはならないんだ」
ヤリマティ・ラトバラ/総合17位
「メカニックの働きに感謝しなくちゃね。夜中まで献身的に尽くしてポロの醜婦kに当たってくれた。難しい仕事だったが、朝にはチームはマシンを完璧に仕上げてくれた。今日3本目のステージで、ベストタイムを出したことでも分かると思う。今日は、日曜日のパワーステージのためにタイヤをセーブしながら、とにかくいいリズムをつかむことに徹した。パワーステージでポイントを獲ることが、選手権争いで重要になることもあるからね。ソフトタイヤを明日のために取っておきたいので、午後はハードタイヤで不利を背負うことを選んだ」
[Mスポーツ]
フォード・フィエスタRS WRC
ミッコ・ヒルボネン/総合2位
「昨日、ソフトタイヤをすべて使ってしまったので、今日はユーズドタイヤで行かなくてはならなかった。それでも選択は正しかったし、マッズとの差を広げたが、セバスチャンには広げられて、自分には手の尽くしようがなかった。明日、全力を尽くしても、ペースという点ではセバスチャンをとらえることはできない。自分たちのペースを披露して2位を守るだけだ。パワーステージでポイントが入るかもしれないしね」
エルフィン・エバンス/総合27位
「メカニックたちが夜を徹して、マシンを完璧に直してくれた。今日は、学ぶことが多かった。違うタイヤで違うコンディションを走ったので、経験を積むという点では素晴らしい日だった。自分のペースにも満足している」
オィット・タナック/SS10でリタイア
「かなりトリッキーな場所で、高速コーナーがたくさんあり、クレストが低速コーナーに続いていた。ブレーキが少し遅れ、スピードを抑え切れなかった。バンクにヒットし、3,4回くらい転倒した。それまですべて順調だったんで、とても残念だ。ライゴ(・モルダー、コ・ドライバー)とはコンビを組んだばかりではあるけど、もっと修業しないとね」
[シトロエン・トタル・アブダビWRT ]
シトロエンDS3 WRC
マッズ・オストベルグ/総合3位
「昨日とかなり似たような展開だった。午後はハードタイヤを選んだ。一番効率のいい選択ではなかったが、残りのラリーで報われることを期待したい。明日のために、ソフトタイヤをキープしたんだ。目標はポディウムでのフィニッシュと、パワーステージでボーナスポイントを獲得することだ」
カリッド・アルカシミ/総合14位
「ロングステージ以外は、今日はコンディションがかなりよくなった。自分のドライビングスタイルを対応させようと努めていた。今日も、ハンドリングとマシンバランスを改善するために、セッティングの調整を続けている。2回目のループは1回目よりも格段によくなった。リスクを負わないドライビングを続けるよ」
[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20 WRC
ティエリー・ヌービル/総合7位
「午前のループには満足してリズムも築いた。午後と明日のためにソフトタイヤをキープしたかったから、あまりプッシュはしすぎなかった。午後のループではタイヤ選択も決まり、プッシュできた。残念ながらロングのSS12でコースサイドに出ていた大きな根っこに少し引っかけてしまい、サスペンションにダメージを負ってしまった。このまま、残りのSSを走り切らなくてはならず、かなりタイムをロスし、順位も下げてしまった。本当に残念だが、明日はベストを尽くすよ」
ユホ・ハンニネン/総合9位
「午前はまずまずの内容で、ロングステージでは特にペースもリズムもよかった。午前の最後のステージでパンクしたが、それでも順位には満足していた。午後は、滑り出しはよかったが、トランスミッションにトラブルが出て、かなりスローダウンしなくてはならなかった。タフなラリーになることは分かっていたが、もう少しトラブルを避けたかったね」
[ヒュンダイ・モータースポーツN]
ヒュンダイi20 WRC
ダニ・ソルド/総合4位
「とてもポジティブな一日だったし、総合4位で今日を終えられてとても満足している。正しいタイヤを選択するのはとても難しかったが、いいテンポを維持し、自信も高まった。ポディウムまで20秒差だが、僕らが目指すのは明日の3ステージをできるだけいい形で走り終えて、確実にラリーをフィニッシュすることだ。地元ファンからもたくさん応援してもらっているので、特別なイベントになった」
[フォルクスワーゲン・モータースポーツII]
フォルクスワーゲン・ポロR WRC
アンドレアス・ミケルセン/総合6位
「マシンにもペースノートにも自信が高まり、すべてがいい方向に向かっていた。リスクを負わなくても順位を2つ上げることができた。午後になって、パワーステアリングが不調になった。問題は分かったが、ハードタイヤではまったくグリップが得られなかった。ベストの選択ではなかったが、それでもいい一日だった」