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WRCポルトガル:オジエがヒルボネンを逆転

 

WRC第4戦ポルトガルは競技3日目を終えて、フォルクスワーゲンのセバスチャン・オジエがシトロエンのミッコ・ヒルボネンを逆転し首位に立っている。

競技3日目は2日目と同じく、ファロ北西部を舞台とした3SSを2度走行する計6SS。トップ3のミッコ・ヒルボネン(フォード)、オィット・タナック(フォード)、セバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン)までの差は6.5秒と、僅差の戦いが期待された。

しかしこの日のオープニングとなったSS8、続くSS9でオジエは連続ベストタイムを獲得、王者の貫録を見せて首位を奪還してみせた。このSS9では再出走を果たしたロバート・クビカ(フォード)が再びコースオフ、道路にはもどったもののクラッチを破損しリタイアを決めている。

午前中最後のステージとなるSS10ではタナックが道を塞ぐかたちでストップしてしまったため、各車総合順位に影響のないタイムが与えられることとなった。

サービスを挟んだ午後のステージ、「タイヤマネジメントに気を配った」オジエは3連続ベストタイムをたたき出しヒルボネンを突き放す。ヒルボネンも2番手タイムで応戦するものの、差を38.1秒にまで広げられて競技3日目を終えることとなった。

また、タナックが消えたことで総合3番手に浮上していたシトロエンのマッズ・オストベルグは、背後に迫るヒュンダイのダニ・ソルドを終始上まわるペースで走行し、20秒差の単独3番手となった。ソルドのチームメイトで総合5番手を走行中だったティエリー・ヌービルは、SS12でリヤサスペンションを破損。なんとかリタイアせずに走り切ったものの、総合9番手まで後退を余儀なくされている。

競技最終日はファロ北部の2ステージのうち、ひとつを2度走行する構成の3SS、43.87km。フォルクスワーゲン、破竹の4連勝となるか、あるいは……? SS14は日本時間16時50分スタートの予定。

【SS13後暫定総合順位】
1:S.オジエ(V) 3:03:39.8
2:M.ヒルボネン(F) +38.1
3:M.オストベルグ(C) +1:26.7
4:D.ソルド(H) +1:46.7
5:H.ソルベルグ(F) +4:29.9
6:A.ミケルセン(V) +4:44.8
7:M.プロコップ(F) +1:26.7
8:J.ハンニネン(H) +1:46.7
9:T.ヌービル(H) +4:29.9
10:N.アティヤ(F) +4:44.8



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