WRCポルトガル:事前情報
■プレビュー
FIA 世界ラリー選手権は序盤にグラベル戦が6戦続く。その2戦目となるポルトガルは、際立った特色はないが、一方でより現実的に実際のパフォーマンスの指標を図ることができる。
ポルトガルの南部、アルガルベを拠点とする今季第4戦には、85台のエントリーを集めた。さらに今イベントはFIAジュニアWRC(JWRC)の開幕戦にも当たる。今季から2WDマシンであるシトロエンDS3 R3のワンメイクとなる今シリーズには、14クルーが挑む。
今年のポルトガル戦は、スタートがエストリルに移ったが、人気の高いリスボンの市街地ステージは存続、木曜日夜に行なわれる。ここからクルーは南下し、3日間に渡りエスタディオ・アルガルベ周辺のグラベルステージを舞台に戦いを繰り広げることになる。
前週には、今年で3年目の開催となる人気のWRCファフェ・ラリー・スプリントが開催。ポルトガル北部を拠点とするこのラリースプリントでは、昨年は体調を崩して欠場となったフォルクスワーゲン・モータースポーツのセバスチャン・オジエが初参加で初優勝を飾った。
開幕ステージとなるSSS1のリスボンと、SS16のルウレ・パワーステージはテレビで生中継が行なわれる。
■2014年ルート
ルートの大半は昨年と同じで、25km以下程度の違いしかなく、唯一、サンタナ・ダ・セラだけが昨年の逆走になるのみ。
■ラリーデータ
総走行距離:1,404.55 km
総ステージ走行距離:339.46 km (SS比率24.17%)
総SS数:16