ダカールラリー2017は、1日夜にパラグアイのアスンシオンでセレモニアルスタートを開催。2日から本格的な競技がスタートした。この日のルートは、アスンシオンからアルゼンチンのレシステンシアまでの454kmの設定。うち競技区間は39kmと短く、プロローグ・ラン的な要素が大きくなっている。
4輪部門のトップに立ったのは、TGR南アからハイラックスを駆ってのエントリーとなったナッサー・アル‐アティヤ。2番手にフォード・レンジャーのチェビー・ポンス、3番手にはトヨタ・ハイラックスのナニ・ロマがつけている。以下、4番手にプジョーのカルロス・サインツ、5番手にトヨタのジニール・ドゥビリエ、6番手にセバスチャン・ローブというオーダーとなっている。MINI勢最上位は7番手のヤジード・アル‐ラジ。MINIのミッコ・ヒルボネンは8番手、プジョーのステファン・ペテランセルは12番手とスロースタートを切っている。首位でフィニッシュしたアル‐アティヤは、「ステージの残り数kmのところで車内に煙が充満して、とにかく火を止めるために消火器を使わなくてはならなかった。エンジンに問題がないといいけど、原因はまだ分からない。これからチェックしなければ」とコメントしている。
チームランドクルーザー・トヨタオートボデーのクリスチャン・ラビエルは総合42番手、三浦昂は総合45番手につけ、早々にクラス1-2体制を構築した。日野チームスガワラの2台は、菅原照仁が総合19番手、菅原義正が総合40番手。照仁は10リットル未満クラストップ、義正は同クラス4番手につけた。
3日のステージは、レシステンシアからサンミゲル・デ・トゥクマンの803km。うち競技区間は275kmに設定されている。