WRCメキシコ、WRC2イベント前記者会見の内容
(抜粋)
●WRC2プレイベントカンファレンス出席者
オィット・タナック=OT
ニコラス・フックス=NF
Q:
オット、WRカーで参戦した前戦(スウェーデン)では、12ヶ月ぶりのラリーで素晴らしいパフォーマンスを披露した。このリザルトはどれくらいうれしかったか?
OT:
もちろん、スウェーデンの後は素晴らしいフィーリングだった。あのイベントの前に小さなテストをしたが、100%ハッピーではなかった。まだ新しい経験がたくさんある。最初のステージの後はいいタイムも出せて、かなり楽になった。あのようにフィニッシュできたのは本当にいい気分だったし、僕も勢いづいた。
Q:
今回はR5でWRC2への参戦だが、WRカーで参戦した後にR5にスイッチするのは難しいか?
OT:
WRカーとはかなり違う。それは予想していたし、問題ない。対応して完璧なフィーリングを得るには時間がかかる。メキシコでは、パワーも落ちる。パワー面では既に違いがあるが、走りだせば違うことを試していくし、フィニッシュするまでにはいいペースが出せると思う。それが今回のターゲットだ。
Q:
メキシコで目指すのは?
OT:
もちろん、いい結果のためには、100%自信がない時はプッシュしない。今は自信はないが、もしクリーンでいいステージがあればフィーリングがつかめると思う。
Q:
ステージはどれくらいラフか?ロングステージは楽しめるか?
OT:
ここでは以前にかなりいいリザルトを出している。ロングステージも楽しめる。ほとんどは低速だ。場所によってはかなり厳しいところもある。賢明にならなくてはいけないところもある。リタイアせずにいいリズムをつかめれば、上位争いもできると思う。シーズンは先が長い。ターゲットは走り続け、マシンでの自信をつかむことだ。たくさんラリーを走れればハッピー。このチャンスを活かさなくてはならない。もちろん選手権では上位で争って行かなくてはならない。まだシーズンは始まったばかりだし、今はちょっと不思議な気分だ。僕にはもっと走り込むことが必要だ。R5ではこの後8戦を予定しているので、それまでにもっとコンペティティブになれると思う。
Q:
ニコラス、今年もWRC2に戻ってきたが、このシリーズに再び参戦することにした決め手は?
NF:
去年はグループNマシンでプロダクションカップを戦ったが、今年は新たにフォード・フィエスタとなった。全く違うよ。このマシンで新しいリザルトを目指す。
Q:
マシンの具合は?
NF:
ドライブしやすい。とても速いし、ブレーキはアメージングだ。全く違うし、もっと学んでいきたい。ロングステージではリタイアやパンクを避けることが重要だ。フィニッシュするために、道の真ん中に留まるようにがんばるよ。
Q:
WRC2タイトルの争いができる手応えを感じるか?
NF:
まずは、いいリザルトでのフィニッシュを目指そうと思うが、どのポジションになるかはわからない。今年は勉強したい。次のラリーではR5マシンだが、ここではRRCマシン、それでアルゼンチンはまたRRCだ。