2017年WRCの開幕戦ラリーモンテカルロは18日(木)シェイクダウンテストが行われ、Mスポーツのセバスチャン・オジエがトップタイムをたたき出した。2番手にはシュコダから参戦のアンドレアス・ミケルセンがつけている。
シェイクダウンが行われたのはラリー前半の拠点となるギャップ郊外、3.35kmのショートステージ。今シーズンから使用タイヤ本数はシェイクダウンのものも含む規定となったため、多くのドライバーがラリー本番に向けてスタッドタイヤを温存するため、スーパーソフトコンパウンドで出走、慎重な走行を見せるなか、オジエだけは2番手のタイムを4.2秒上まわりきっちりと4年連続王者の貫録を見せている。注目のトヨタはヤリ‐マティ・ラトバラが4番手、ユホ・ハンニネンが7番手タイム。
シェイクダウンを終えてオジエは次のようにコメントしている。
「ラリー前、あまりマシンに乗る時間はとれなかったけれど、スタートとしては悪くないと思っている。ラリー本番に向けてタイヤを温存しなければならないしね。完璧な準備ができたわけではないけれど、ベストを尽くす準備はできている。トリッキーなコンディションでラリーは難しくなるだろう。このラリーはいつだってそうだ。どんなことだって起こりうると思っている。いくつかの場所では雪や氷に完全に覆われているから、自然と履けるタイヤは限られてくるだろう」
ラリーは19日の夕方(日本時間の深夜)、モナコのカジノ前広場でのセレモニアルスタートから幕を開ける。オジエが優位を保つのか、勢力図の変化があるのか、目が離せない展開となりそうだ。
順位 | ドライバー | マシン | タイム |
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1 | セバスチャン・オジエ | フォード・フィエスタWRC | 2:18.1 |
2 | アンドレアス・ミケルセン | シュコダ・ファビアR5 | 2:22.3 |
3 | オット・タナク | フォード・フィエスタWRC | 2:24.2 |
4 | ヤリ‐マティ・ラトバラ | トヨタ・ヤリスWRC | 2:25.2 |
5 | ヘイデン・パッドン | ヒュンダイi20クーペWRC | 2:25.8 |
6 | ダニ・ソルド | ヒュンダイi20クーペWRC | 2:26.0 |
7 | ユホ・ハンニネン | トヨタ・ヤリスWRC | 2:26.6 |
8 | ティエリー・ヌービル | ヒュンダイi20クーペWRC | 2:26.9 |
9 | エリック・カミリ | フォード・フィエスタR5 | 2:29.4 |
10 | ヤン・コペッキー | シュコダ・ファビアR5 | 2:29.9 |