WRCスウェーデンで首位に立つフォルクスワーゲン・モータースポーツのヤリマティ・ラトバラ(VWポロR WRC)が、デイ3最初に設定されたSS17のHara(11.32km)でベストタイムをマーク。これが自身300回目のステージ勝利となった。ここでベストを叩き出したことで、2位で追うチームメイトのアンドレアス・ミケルセンとの差を7.5秒に広げた。
しかし、母国に近いスウェーデンでWRC初勝利を目指すミケルセンの追撃は激しく、ステージ中盤でのスプリットではミケルセンがラトバラを1秒近くも先行。このタイムを無線で聞いたラトバラは、ステージ後半で気合いを入れ、ミケルセンを3.9秒引き離すタイムでステージをフィニッシュ。
「あのスプリットタイムを聞いた時は、ちょっとプレッシャーがかかったよ」とラトバラだが、フォルクスワーゲンにとって通算36回目のステージ勝利を献上することになった。