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ERCラトビア:ラッピが今季初勝利!

 

 ERC第2戦ラリーリエパヤ(ラトビア、グラベル&スノー)は2月2日、レグ2に設定された6SSを走行しフィニッシュ。前日の最終SSで首位に浮上し、2.6秒差でこの日をスタートしたエサペッカ・ラッピ(シュコダ・ファビアS2000)が、最終的にその差を34.7秒差まで広げて今季初勝利を飾った。

 この日先手を打ったのは、2位でこの日をスタートしたベイジリー・グリアジン(フォード・フィエスタS2000)だった。この日最初のSSでセカンドベストをマークすると、首位を奪回。しかし、「最初のSSは慎重に走って、周りの様子を確かめた」と落ち着いたラッピは、翌SS8ですぐにベストタイムをマークして首位再浮上。そこから先は、残る4SS中3本でベストを連発したラッピがグリアジンとの差を一気に広げ、勝利を手にした。

 「トラブルはまったくなく、完璧な週末だった。このような形でシーズンを滑り出せてよかったよ」と喜びを見せるラッピは、1月に23歳の誕生日を迎えたばかり。「優勝を目指して戦闘モードだったし、素晴らしいバトルを展開してくれたベイズリーに感謝している」

 一方、プジョー207S2000での最後のERC参戦となったクレイグ・ブリーンは前日からの3位を堅守。以降、4位のカエタン・カエタノビッチ(フォード・フィエスタR5)、5位のセップ・ウィガン(シュコダ・ファビアS2000)と、順位に変動がないままでのフィニッシュとなった。ブリーンは次戦アクロポリスから、プジョーのR5車両、208 T16にスイッチする。

 初日は激戦が展開されたプロダクションカップでは、前日を首位で折り返したシーム・プランギ(三菱ランサーエボリューションX)が、オーバーナイトパルクフェルメでのTCアウト遅延が16分を超え、タイムアウトで失格する大波乱。その後も上位陣にトラブルが続出した結果、初日を4位で終えていた地元ラトビアのヤニス・ボロボウス(三菱ランサーエボリューションX)が2位以下に1分以上の大差をつけての大逆転となった。

 今季創設されたジュニアカップは、チェコのヤン・チェルニー(プジョー208R2)が、SS2からの首位を譲らずトップフィニッシュ。同時に2WDカップでの勝利も手にした。

 ERCの次戦は、既報通り予定されていたルーマニア戦が豪雪のために開催延期となったため、3月28日から開催のアクロポリスラリー(ギリシャ、グラベル&ターマック)となる。



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