TOYOTA GAZOO Racingのモータースポーツ活動発表会に登場したWRCチームディレクターのトミ・マキネン。本格的にラリー参戦を開始した母国フィンランドの若手であるカッレ・ロバンペラに対して、並々ならぬ期待を寄せている。
そのロバンペラが、特認を受けて16歳にしてフィンランド国内選手権のトップクラスに参戦してくることについて「非常に興味深いね!」と目を輝かせた。ロバンペラは第2戦のミッケリラリーからシュコダ・ファビアR5での参戦が見込まれているが、「フィンランドのドライバー全体にとって、いい刺激になると思う。それに、勝田貴元や新井大輝にとってももちろん、いい比較になる」とマキネン。勝田、新井は今季は初戦から、フォード・フィエスタR5でフィンランド選手権に挑んでおり、ロバンペラが参戦してくれば同じクラスで直接対決することになる。
「カッレは集中力があって才能があり、年齢の割にモチベーションが高い。ドライビングスキルも非常に高く、テクニックも素晴らしい。非常にいいね。ヤリスWRCでも、もうテストをしたことがあるんだよ」と驚きの事実を明かした。
「グラベルで素晴らしい走りをみせた。きっと将来、チャンピオンになると思っている」