日本スーパーラリーシリーズ(JSR)の開幕戦となるラリーオブ嬬恋が、いよいよ3日(金)からスタートする。ホテルグリーンプラザ軽井沢には、HQやサービスパークが設置され始め、全国各地および海外からの選手が続々集まっている。2日(木)には国際格式であるJSRのレッキやシェイクダウンが行われた。
今年のラリーオブ嬬恋は昨年とほぼ同様のコースながら、最も大きな違いは天候と路面の状況だ。昨年はラリーウィークの木曜日に降った大雪により、深い積雪のなかでのラリーとなった。しかし今年は気温こそ氷点下を刻むほど低いものの、積雪量はそれほど多くなく、リエゾン区間の多くはアスファルト路面が見え隠れし、表面に氷が張っている以外はほぼターマック路面という箇所も少なくない。一方、「Omae Suzaka」や「Aisainooka」といった普段クルマがあまり通らない林道ステージには多くの雪が残り、アイスバーン状の場所や柔らかい雪が残っている場所などが点在。選手たちはレッキの段階でもこの難しい路面に苦しめられ、コースオフしたりスタックする選手も続出。完走さえ難しい1戦になりそうだ。
ラリーは3日(金)の18時にホテルグリーンプラザ軽井沢からスタート。すべてナイトステージで5SS、SS総距離20.129kmを予定。1号車のデイ1フィニッシュ予定は22:40となっている。