スバルは本日、富士スピードウェイで2014年のニュルブルクリンク24時間レースに出場するスバルWRX STIのシェイクダウンテストを行なった。ステアリングを握ったのは吉田寿博と佐々木孝太。
快晴に恵まれた富士スピードウェイには、約100名近くのメディア・関係者が集結。完全ブランニューマシンの走行に注目した。
スバル/STIのチーム体制は、基本的に前年を踏襲。さらに精度を高めてSP3Tクラスの王座奪還に挑む。ドライバーは吉田寿博をリーダーに、佐々木孝太、カルロ・バンダム、マルセル・ラッセーと昨年と同じ顔ぶれ。総監督にはSTIモータースポーツプロジェクト室長の辰己英治、監督に同じくSTIの小澤正弘がチームを率いる。
マシンは既報のとおり新型WRX STIをベースとする。エンジンは従来どおりEJ20を搭載し、最高出力は340馬力を発揮。全面的に刷新したボディのほか、エンジンは吸排気系、オイルパン形状などに変更が加えられた。また、エアクリーナーへの導風口をバンパー内に設けるなど、さらなる効率化が図られている。また、今回のマシンからはシーケンシャルトランスミッションを導入。信頼性についても入念なテストを行なったとのことで、ドライバーの負担軽減にひと役買いそうだ。
今年は4月と5月にそれぞれVLNに2戦出場。6月19〜22日の本番レースに向けてセッティングと仕様の煮詰めを行なう予定だという。