プロドライブは、2018年に世界ラリークロス選手権参戦を予定するゲラン・シシェリとマシン開発の提携を結んだ事を発表した。
フランス出身のシシェリは、元フリースキーの世界王者という異色のキャリアを持っている。クロスカントリーラリー・ワールドカップではタイトルも獲得しているほか、ダカール参戦、スタントドライバーと、モータースポーツでも活躍している。世界RXにはこの2年間、スポット参戦してきたが、今回、自身のチーム、GCKを立ち上げて、2018年に参戦することを決めたという。
プロドライブが製作するスーパーカー部門のラリークロスマシンは、2リットルターボのルノー・メガーヌIV。英国バンブリーにあるプロドライブの拠点で、マシン、エンジンいずれも製作を行う。このマシンは、9月の世界RXフランス戦、ロエアックでアンベールを予定している。その間、シシェリは2016年の世界RXにスポット参戦を続けながら、秋にはメガーヌRXのテストを開始し、2018年の開幕に備える。プロドライブはこれまで、米国拠点のグローバル・ラリークロス参戦用にMINIのラリークロスマシンを製作した経験がある。
「プロドライブにマシンを製作してもらうことは、長年の夢だった」とシシェリ。
「しっかりしたチームと支援があれば、パドックに衝撃を与えるようなマシンを作ることができると確信している。プロドライブは最高のマシンを作ると信用しているし、2018年の参戦を楽しみにしている」