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フォルクスワーゲンが2017仕様ポロR WRCのホモロゲーション取得を断念、FIAが特例を認めず

©VOLKSWAGEN

フォルクスワーゲンが、2017年仕様の「ポロR WRC」をWRCに出場させるためのFIAホモロゲーション取得を断念したと複数メディアが報じている。

2016年末をもってWRCから撤退したフォルクスワーゲン。しかし、フォルクスワーゲン・モータースポーツは、ポロR WRC 2017でのWRC参戦を望むプライベートチームのために、昨シーズンの終わりに中断したホモロゲーション取得のプロセスを完了する方法を模索してきた。

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フォルクスワーゲンモータースポーツ・ディレクターのスベン・スミーツは、その努力が失敗に終わったことを認めた。
「我々はカスタマーの求めに応じ、プライベーターにマシンをレンタルする目的で、FIAに2017年仕様のポロR WRCのホモロゲーションの免除を打診した」とコメント。
「しかし、現行のWRCレギュレーションの下では、これが不可能だということが判明した。我々はこの結果を全面的に受け入れるが、カスタマーの不利益を残念に思う。前向きな検討を行なってくれたFIAには感謝したい」

昨年のフォルクスワーゲンのドライバーのうち、唯一、ワークスチームのシートを得られなかったアンドレアス・ミケルセンは、2017年仕様ポロR WRCでの参戦を目指していたが、実現への道が絶たれた格好だ。ミケルセンは、この週末に開催されるスウェーデンにはエントリーせず、Red Bull TVのWRC番組にゲスト出演することが決まっている。



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