2度のAPRCチャンピオンを獲得し、2016年には全日本ダートトライアルSC2クラスチャンピオンも獲得しているラリードライバーの田口勝彦が、「KATSU TAGUCHI RALLY SCHOOL」を開催する。
田口のラリースクールは過去にも開催されているが、今回の生徒は韓国の若手トップドライバー6名。「MotorTime Rally Project」の一環で、フォルテックの協力により年4回程度を開催する予定だという。ドライバーはいずれも、韓国でカートやレースのチャンピオンに輝いている、ターマック競技での経験が豊富な実力者揃いだ。「いずれの選手もチャンピオンなので、ポテンシャルはあります。ダートを走った経験はないそうですが、変なクセがついていないということ。まずはダート走行に慣れ親しんでもらって、様々なケースに対応できるドライビングテクニックを教えていこうと思います」と田口。
一方、今回のプロジェクトについてフォルテックの澁谷誠一は、「もともとフォルテック・コリアから、『韓国にラリーに参戦したいという声がある』と聞き、田口選手にご協力いただくことになりました。彼らは本気でラリー参戦を目指していて、ゆくゆくはアジアや日本のラリーにも出場することを希望しています。トップドライバーである田口選手に協力いただきながら、少しずつ成長してもらえればと思います」とコメントしている。
MotorTime Rally Projectでの1回目のラリースクールは、2月25〜26日にテクニックステージタカタで開催される。韓国のトップドライバーたちがグラベルの上でどのような成長を見せるか、今後の動きに注目だ。