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世界RXエステリンク:ジャネイが仏人初の勝者に、ペターは2位

 

世界ラリークロス選手権第5戦は6月21日、ドイツのエステリンクサーキットでファイナルが行われ、ポールポジションからスタートした元フランスチャンピオンのデイビー・ジャネイ(プジョー208)がトップフィニッシュ。フランス人としては初めて、世界ラリークロスでの勝利を挙げた。

「今日の勝利は信じられない。完璧な週末だった」とジャネイ。「自分もマシンも、今年の初めからレベルアップしてきた。この週末は小さなミス1回しかなく、あとは完璧だった。エステリンクのコースも自分に向いていた。この5年、ラリークロスでは優勝がなかったので、最高の気分だよ」

第1コーナーが最大の勝負どころとなるこのコースで、フロントローからスタートした選手権リーダーのペター・ソルベルグだったが、スタートダッシュが一瞬遅れ、さらにインについた判断が裏目に出て序盤3位で走行。しかし、絶妙のタイミングでジョーカーラップを選び、2位を走行していたヨハン・クリストファーソン(VWポロR)が最終ラップでジョーカーラップに入ると、このチャンスを活かして2位に浮上。このままポジションを守り切ってのフィニッシュを果たした。

「デイビーの走りには脱帽だよ。本当に速かった」とジャネイの勝利を讃えたペター。「ファイナルでは第1コーナーの混乱でプッシュを受けて、マシンが前のめりになってしまうくらいの衝撃だった。何が起こるか分からないコースだと分かっていたから、トップ3に入れればまずまずと思っていた。いつもはとにかく勝ちたいと思うけど、ここで2位はそれでもハッピーだよ」というペターは、選手権での首位は維持している。

一方、ジャネイのチームメイト、ティミー・ハンセンは波乱の週末となった。予選ヒートでテクニカルトラブルが相次いだが、プジョー・ハンセンチームが夜を徹しての作業に取り組んで調子を取り戻し、ファイナルでは終盤の混乱の中、クリストファーソンをかわしてのポディウムフィニッシュを果たした。

「昨日のトラブルがあったので、今日ポディウムに上がれるとは思ってもみなかった」とハンセン。「でも、戦いに戻ることができたので、ファイナルでは失うものは何もないという気持ちで臨んだ。僕もクリストファーソンが最終ラップでジョーカーに入った時に、一気にプッシュした」

世界ラリークロス選手権エステリンク ファイナル結果
1 D.ジャネイ(プジョー208) 03:45.662
2 P.ソルベルグ(シトロエン DS 3) 03:50.563
3 T.ハンセン(プジョー208) 03:51.200
4 J.クリストファーソン(VWポロ) 03:51.477
5 T.リンナラッド(VWポロ) 03:56.893
6 A.バックラッド(フォード・フィエスタST) 03:55.850



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