プジョー・ラリーアカデミーは、今季のERCジュニアU28選手権に、若手のペペ・ロペスとホセ・シュアレスのふたりをエントリーさせることを発表した。
スペイン出身、21歳のロペスは、昨年、フランスの208ラリーカップでタイトルを獲得。アカデミーでのトレーニング2年目を迎える同郷26歳のシュアレスとともに、今季から創設されるERCジュニアU28部門に挑む。ふたりがドライブするのは、プジョー208 T16(R5規定マシン)。
プジョー・ラリーアカデミーは、過去にケビン・アッブリングやステファン・ルフェーブルなどの若手を発掘しており、クレイグ・ブリーンは先日のラリースウェーデンでワークスドライバーとして5位フィニッシュを決めている。
プジョー・スポールのディレクター、ブルーノ・ファミンは「プジョー・ラリーアカデミーは2017年の活動をERCに専念することになった」とコメント。
「期待のスペインの若手2人、ホセとペペが駆る2台体制で挑む。目標とするのは、経験を積みながら、ハイレベルな運営の中でもプレッシャーを感じることなく彼らのプロフェッショナリズムを洗練させていくこと。ふたりが駆るのは、我々のラリーマシンのフラッグシップである208 T16。2017年スペックの信頼性と競技力を披露する、絶好のチャンスにもなる」
このU28選手権のチャンピオンには、2018年のWRCヨーロッパ戦の1戦に2016年型WRカーで参戦する特典が与えられる。初戦のアゾレスラリー(グラベル)は3月30日に開幕する。