ラトビアラリー選手権第2戦サルマラリーが2月11日に行われ、16歳のカッレ・ロバンペラ(シュコダ・ファビアR5)が設定された8SSすべてでベストタイムをマークする完全勝利を果たした。
「1番手で雪の上を走行しなくてはならなかったので、危ない場面も何度かあった」とロバンペラ。
今年のラトビア選手権は、フィニッシュ時点での総合順位だけでなく、各日のレグにもポイントが与えられることになった。今回のラリーでロバンペラは32ポイントを獲得。ここまでの2戦を合わせて計71ポイントで選手権首位に立っている。2位のニコラス・グライジン(シュコダ・ファビアR5)は54ポイント、3位のエディ・ベルグマン(三菱ランサーエボリューションIX)は24ポイントとすでに大きく差が開いており、ロバンペラはタイトル連覇に向け、まずは冬ラリー2戦を上々の内容でまとめた。
ラトビア選手権はこの後、ブレイクを挟んで5月19−20日のタルシラリーでグラベル戦を迎えるが、ロバンペラの次戦はもう来週に迫っている。特認を受けて16歳でフィンランド選手権に挑む初めてのラリー「ミッケリラリー」に、同じくトニ・ガルデマイスターがプリペアするファビアR5で注目の登場を果たす。
一方、プジョー208 R2で2度目のラリー参戦に挑んだオリバー・ソルベルグは、SS3をフィニッシュした後にテクニカルトラブルによりリタイアとなった。