スバルは、アメリカ・デトロイトで開催中の2014年北米自動車ショーにおいて、新型WRX STI(米国仕様車)を発表した。
先日発表されたWRXシリーズのトップグレードモデルとされる新型WRX STI。WRXシリーズ共通の商品コンセプト「Pure Power in Your Control」を掲げ、ハイパワーをドライバーの意のままに操ることができる、スバル最高峰のAWDスポーツパフォーマンスを実現したという。
新型WRX STIは、歴代WRXシリーズが追求してきた、スポーツセダンとしての「絶対的な速さ」と「クルマを操ることの愉しさ」を高次元で両立。米国仕様では、2.5リッター水平対向のEJ25ターボエンジン、剛性を更に高めたサスペンション、マルチモードDCCD(ドライバーズコントロールセンターデフ)等を搭載している。
ステアリングギヤ比を13:1とクイックにしただけでなく、シャシー性能を総合的に高めることでステアリングレスポンスの応答遅れを徹底的に削ることで、意のままに操る感覚をドライバーに与えてくれる。また、先日の東京オートサロンでSTI唐松社長がWRX STIのFIA公認取得に言及したように、モータースポーツへの発展性を考慮した開発が行なわれてきたという。すでに発表されているニュルブルクリンク24時間レース以外にも、新型WRX STIが活躍する姿を楽しみに待ちたい。
WRX STI主要諸元(米国仕様)
ボディサイズ(全長×全幅×全高):4595mm×1795mm×1475mm(ルーフ面は1465mm)
ホイールベース:2650mm
エンジン:2.5リッター水平対向ターボエンジン
排気量:2457cc
トランスミッション:6MT
最高出力:305hp/6000rpm
最大トルク:290lb.-ft/4000rpm
タイヤサイズ:245/40R18
乗車定員:5名
なお、日本仕様についての発表はあらためてなされる模様。