1月14日に開幕するラリーモンテカルロでWRC復帰に臨むヒュンダイ・モータースポーツ。エースドライバーのティリー・ヌービルと、今回はダニ・ソルドの布陣で臨むが、ヒュンダイ・シェル・ワールドラリーチームとして乗り出す初戦での目標はフィニッシュすることであると明かした。カーNo.は7と8が与えられる。
i20 WRCを発表後、6カ月に渡り16回・のべ8000kmのテストをこなしてきたヒュンダイ陣。選手権屈指の難関ラリーであるモンテカルロでは、できる限り走行を続け貴重な経験を培うことが最優先だと明かす。
「才能豊かなプロフェッショナルなスタッフと若いチームを作り上げた」とチーム代表のミシェル・ナンダン。「ラリーモンテカルロは、これまでの膨大な作業と積み上げてきたことを試す場となる。我々にとっても、感慨深い瞬間となるだろう。もちろんモンテは複雑で予測のつかないイベントだが、WRCを代表するラリーでデビューを迎えることは本当に素晴らしい」
エースドライバーとしてモンテに臨むヌービルは「このチームから挑む新しい冒険を楽しみにしている。モンテは一番好きなイベントとは言えない。リズムをつかむのが難しいイベントだし、タイヤ選択を間違えばすぐにタイムをロスしてしまう。僕たちの目標はラリーを走り切り、i20 WRCの開発を煮詰めるための経験を得ることだ」
「このイベントはとても居心地がいいし、予測のつかないラリーだが僕は相性がいい」と語るソルドは、7度目のモンテ参戦を迎える。12月にはi20 WRCのテストを数日行ない、今週もテストを続ける。最初の印象はとても感触がよかったが、まだやることがたくさん残っている。マシンに慣れるのと同時に、モンテに向けてのベストセッティングも見つけなくてはならない。1カ月前にチームに加入したばかりだが、とてもいいフィーリングだよ」