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ダカール5日目:MINIのロマが再び首位に

 

チレシト〜トゥクマン:総走行距離911km/SS距離527km

今大会最長のステージ距離となる競技5日目は、途中にニュートラリゼーション区間をはさんだ527km。MINIのロマが再び4輪部門のトップに立つこととなった。

前日とは打って変わり、ステージ路面は砂地がメイン。首位発進のカルロス・サインツ(バギー)だが、スタートから163km地点で電気系トラブルが発生しマシンを止めることとなってしまった。これでサインツはトップのロマに前半のセクションだけで1時間15分もの遅れを喫するという手痛いロス。さらにウェイポイントの不通過で1時間のペナルティを受け、約2時間遅れの総合8番手にドロップすることとなった。

また、前日3番手のナッサー・アル‐アティヤ(MINI)はナビゲーションの問題でタイムロス。「今日のステージはナビゲーターにとってもタフだった。順位は落としてしまったがステージは完走できたし、まだ10日も残されている。諦めずにアタックするよ」と前向きなコメント。

このステージをトップで通過し首位を奪還したロマは「これまでドライブした中でもかなりハードな部類に入るステージだったと思う。ともかくベストを尽くして走り切ることに集中した。すこしスタックしたけれど10分くらいのロスですんだのはラッキーだったね。明日以降も様子を見ながら慎重に走っていくよ」と語った。

サインツとアル‐アティヤがドロップしたことで、総合2番手はオーランド・テラノバ、3番手にステファン・ペテランセルが浮上し、MINIはトップ3を独占。4番手にはトヨタ・ハイラックスのジニール・ドゥビリエ、5番手にアル‐アティヤ、6番手には長城汽車(グレートウォール)のクリスチャン・ラビーユというオーダーとなった。

市販車部門のトップを行くチームランドクルーザーは、三橋淳/アラン・ゲネックがクラス2番手、ニコラ・ジボン/三浦昂がクラス首位をキープしているが、2台の差は約10秒と接近している。

トラック部門のチームスガワラは、菅原照仁/杉浦博之が総合13位、菅原義正/羽村勝美は総合25位でフィニッシュしている。



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