【特別企画】発売まであとわずか!「WRC6」の「リアルさ」にさらに迫る! – ページ 5 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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【特別企画】発売まであとわずか!「WRC6」の「リアルさ」にさらに迫る!

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日本からも「eSports」で活躍できる時代に!

最後に、前回あまり触れることができなかった「eSports」とオンライン対戦機能についても紹介しよう。

「eSports」はゲームを使ったスポーツとして世界中で流行している。日本ではサッカーなどのスポーツゲーム、様々な技を繰り出して戦う対戦格闘ゲーム、武器を用いて敵を倒す一人称シューティングゲーム(FPS)などで、プロプレイヤーとして賞金を稼いだりセミナーを実施して生計を立てる選手もいる。レースゲームにもオンライン対戦が可能なソフトはあるが、正式にeSportsとして実施されているゲームはまだまだ少ない。もちろん、ラリーゲームとしてはこの「WRC6」が初めてだ。

メインメニューの中央にある「選手権」が、WRC開催中に行われる「eSports」への入り口だ。「シェイクダウン」は特定の条件のなかで勝負するモード。

eSportsに参加できるのは「WRC6」を購入したすべてのプレイヤー。2017年シーズンは1月から11月までの13戦+ファイナル1戦の計14戦が、WRC期間中の木曜日から日曜日にかけて開催される。参加にあたって料金などは必要ないので、ちょっとやってみたいという程度の参加でも大丈夫だ。

各ラウンドは3デイ5SSで構成され、デイの合間に2回のサービスが用意されている。eSportsの開催機関中に「選手権」に挑戦できるのは5回までだ。ユーザーはあくまでひとりだけで、複数アカウントでの参戦は禁止。順位に応じたポイントが与えられ、1位が25点、2位が18点、3位が15点、4〜5位が12点……となっており、41位〜50位まで1点がもらえる。年間のポイント数に応じてファイナルラウンドで決着をつけるという流れだ。

選手権の画面。コースの特徴、マシンや選手などが表示されるので、シングルプレイで練習してから勝負することができる。

eSportsを遊ぶには、WRC開催期間中にメインメニューにある「選手権」から実施中のラウンドを選ぶだけ。3デイのラリーの積算タイムで競われる。コースやマシンはすべて「WRC6」に収録されているものと同じなので、どのコースを走るのかを調べて、事前にシングルプレイで練習することはもちろん問題ない。

最新のランキングや2017年のレギュレーションなどは、「eSports WRC」のウェブサイトで公開されている。発売日時点で3戦が消化されてしまうため、日本から今年のチャンピオンを目指すことは難しいが、単発のラウンドに参加することは可能だ。興味のある人はチェックしてみよう。
eSports WRC Season #2

もうひとつ、「シェイクダウン」というモードも用意されている。こちらはラリー開催時期に限らず期間を区切って開催されている。

基本的には最初に持っている100万ポイントをいかに多く維持するかというシステム。タイムロスやマシンの損傷などによってポイントが減っていき、かつタイムも稼がなければならないという、これまでにないモードだ。ラウンドによって、ペースノート禁止、サイドブレーキ禁止といった操作に関する禁止事項もあれば、グラベルに出たらマイナス5000ポイントといったペナルティもあり、ミスしてはいけないという緊張感とも戦わなければならない。

シェイクダウンでは、様々な条件が課せられ、初期スコアから徐々にポイントが引かれていく。最終的により多くのポイントが残った人が勝者だ。

ここまではランキング形式で世界のプレイヤーと戦う対戦モードを紹介したが、それとは別に、通常のオンライン対戦の機能も備えている。

プレイヤー同士のマッチングにはPlayStation®️Plusのオンラインプレイ機能を利用しているため、PlayStation Plusの有料プラン(1カ月478円+税、3カ月1337円+税、12カ月4780円+税)への加入が必要だ。プレイ時点でネット上にいるプレイヤーと対戦する「クイックゲーム」、車両やコース、難易度などを指定できる「ロビー」などがある。自分でロビーを作成して参加を待つことも、誰かが作成したロビーに参加することもできる。

ロビーを作成して参加を待っているところ。プレイヤーは世界中にいる「WRC6」のユーザーだが、特定の個人のアカウントを指定してロビーに招くことも可能だ。

勝田貴元選手や新井大輝選手など、若手ラリードライバーも徐々に世界で活躍するようになってきているが、ゲームなら自宅にいながらにして世界に挑戦できる。WRCで活躍できる選手はほんのひと握りだが、「WRC6」なら日本人でもWRC eSportsチャンピオンになれる可能性がある。


これまで2カ月にわたって「WRC6」を長期レビューしてきたが、なんといってもPlayStation 4の美しいグラフィックと処理能力により、チーム&マシンのディテールの再現度、マシンの挙動やセッティングによる変化と、爽快感と緻密さをバランスさせたドライビングフィール、天候やコンディションなどのような不条理な条件を再現している点などなど、「WRC6」にはとにかく「ラリーのリアル」がこれでもかと盛り込まれていた。

ラリーファンはもちろん、これからWRCを知りたい人にも楽しんでいただきたいし、ほかのレースゲームで鍛えたプレイヤーにも、ぜひ世界中の道を舞台にしたその魅力を「WRC6」で味わってほしい。

WRC 6 FIA WORLD RALLY CHAMPIONSHIP © 2017 published by Bigben Interactive S.A. and developed by Kylotonn Racing Games. All rights reserved. An official product of the FIA World Rally Championship, under licence of the WRC Promoter GmbH and the Fédération Internationale de l’Automobile. Manufacturers, cars, names, brands and associated imagery featured in this game are trademarks and/or copyrighted materials of their respective owners. “WRC” and the WRC logo are registered trademarks of the Fédération Internationale de l’Automobile. All rights reserved. Licensed and published in Japan by Intergrow Inc.



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