APRC第3戦インターナショナル・ラリー・オブ・クイーンズランドは6月20日、競技初日に設定された10SSの走行が行われた。予想通りチームMRFのガウラブ・ギルとポンタス・ティデマンド(共にシュコダ・ファビアS2000)が激しい首位争いを展開。初日を終えてギルがトップで折り返したが、ティデマンドも4.6秒と僅差の2位につけている。
2010年にクイーンズランド戦を制しているギルは、ミスを午前のループでのスピンだけにとどめた。
「安全モードで攻めているので、まずまずの内容。まったくトラクションが得られないので、セットアップを変更する。ポンタスも徐々に詰め寄っているが、自分の速さも彼の速さのこともよく分かっている」
そのティデマンドは、序盤でパンクによりタイムロスを喫した。
「午前はとてもトリッキーだったが、日中サービスの後の内容には満足。明日も大きなリスクは負わない。チームのためにも、フィニッシュすることが重要だからね」
3位には、堅実な走りに努めた、クスコレーシングがプリペアするスバルWRX STIを駆るマイケル・ヤングがつけた。
「日中サービスでセッティングを変えて、午後はかなりよくなった。フィーリングが10倍よくなった感じで、自信を持ってプッシュできるようになった」
地元オーストラリア勢では、シトロエンDS3 R3のエライ・エバンスが5位。日本の増村淳(三菱ランサーエボリューションX)は9位、高橋冬彦(スバルWRX STI)は10位でこの日を終えている。
レグ2は4SSを2回ループする8SS・計116.76kmが設定される。