サンフアン〜チレシト:総走行距離868km/SS距離657km
競技4日目は、途中ニュートラリゼーション区間を含みながらも、近年ではかなりの長距離ステージ。比較的道は広いが、河渡りや渓谷などもあるグラベルステージとなっている。それゆえタイヤマネジメントなどにも気を遣う必要が出てくる。
このステージでトップに立ったのはバギーのカルロス・サインツ。SS2番手タイムのステファン・ペテランセル(MINI)を6分以上も引き離すタイムで総合首位に立っている。
「スタートしてしばらくは前走者のダストに悩まされたが、少しずつ慎重にオーバーテイクしていった。フィニッシュ10km手前でパワーステアリングが壊れてしまったが、そのままゴールすることができた。道幅が比較的狭かったのはラッキーだったね。後半ではミスコースをしてしまったが、それほど大きな問題じゃない。多かれ少なかれ、みんなやることだからね」と余裕の表情で語るサインツ。
総合2番手はMINIのナニ・ロマ、3番手にはナッサー・アル‐アティヤ、4番手にオーランド・テラノバ、5番手はペテランセルと、2〜5番手をMINI勢が締める結果となった。6番手は前日と変わらずトヨタのジニール・ドゥビリエ。
市販車部門のトップを行くチームランドクルーザーは、三橋淳/アラン・ゲネックがクラス2番手、ニコラ・ジボン/三浦昂がクラス首位。クラス3番手のチェビー・フォッジ(トヨタ)とは1時間以上の差を広げている。
トラック部門のチームスガワラは排気量10リットル未満クラスの1-2位を快走中。菅原照仁/杉浦博之が総合15番手、菅原義正/羽村勝美は総合29番手へとポジションを上げた。