2017年FIAヨーロッパラリー選手権(ERC)は3月30日、大西洋に浮かぶポルトガル領アゾレス諸島のアゾレスラリー(グラベル)で開幕。この日は走行順を決める予選ステージに続いて、レグ1セクション1に設定された4SSの走行が行われ、ERC2連覇中の王者、カエタン・カエタノビッチ(フォード・フィエスタR5)が首位に立った。
2016年にドライバーズ選手権2位につけたアレクセイ・ルキヤナクが1.1秒の僅差で2位。地元の強豪リカルド・ムーラが3位、2016年に最多勝利の3勝を挙げている新鋭ラルフ・サーマキスが4位につけている。
ERC2部門はセルゲイ・レメンニク(三菱ランサーエボリューションX)が首位につけた。注目のジュニアERC、U28はサーマキス、 U27はクリス・イングラム(オペル・アダムR2)がトップ。今季から本格的にラリー参戦に挑むタマラ・モリナーロ(アダムR2)はU27部門の6位で初日を終えている。
レグ1セクション2は、3SSを2回ループする6SSが設定されている。
アゾレスラリー レグ1セクション1結果
1 K.カエタノビッチ(フォード・フィエスタR5) 18:44.3
2 A.ルキヤナク(フォード・フィエスタR5) +1.1
3 R.ムーラ(フォード・フィエスタR5) +13.8
4 R.サーマキス(シュコダ・ファビアR5) +17.3
5 B.マガリエス(シュコダ・ファビアR5) +19.5
6 N.グライジン(シュコダ・ファビアR5) +21.9