2017年FIA世界ラリークロス選手権は、4月1日、スペインのバルセロナサーキットで開幕。この日はQ1、Q2の走行が行われたが、降り出した雨により最後の2レースが悪コンディションとなり、このレースでの走行に当たったQ1のトップ10ドライバーたちが憂き目に遭った。
この波乱の展開の中、Q2を終えた時点で、今季から2016年のチャンピオンチーム、EKSのトーマス・“トッピ”・ヘイッキネン(アウディS1クワトロ)がトップにつけた。
「Q1はコンディションが悪く不運だったので、トップに立ててうれしい」とヘイッキネン。
「Q2は、他のドライバーも不運に見舞われたので、自分たちはチャンスをつかまなくてはならなかった。でもマシンにもまだ手をかける必要がある。まだ先は長いが、ポディウムに乗りたいしそのために全てを尽くす」
4番手、5番手にはプジョー208勢のケビン・ハンセン(2016年型)、ティミー・ハンセン(2017年型)がつけ、セバスチャン・ローブ(2017年型)は7番手。
Q2で雨の不運に見舞われたドライバーでは、ケン・ブロック(フォード・フォーカスRS)が9番手、2016年チャンピオンのマティアス・エクストロームが11番手と厳しい滑り出しになった。
4月2日はQ3、Q4を行った後、午後には上位12選手がセミファイナルに進出、その後トップ6によるファイナルが行われる。