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WRCフランス:ラトバラ「フィーリングはモンテよりも格段によくなっている」

©RedBull

今週末に開催されるWRC第4戦ツール・ド・コルスで、トヨタはヤリスWRCで初めての本格ターマック戦を迎える。ステアリングを握るのはヤリ−マティ・ラトバラとユホ・ハンニネン。チームはこのチャレンジングなラリーに向け、3月下旬にコルシカ島で5日間のプレイベントテストを行っている。

ヤリ−マティ・ラトバラ(#10 トヨタ・ヤリスWRC、2016年総合4位)
「コルシカは、自分にとって特別なイベント。1986年にヘンリ・トイボネンの事故があって以来、フィンランド人にとってここはいつでも深い思いがあり、どうしても慣れることのできないイベントだったから、自分が勝ったことはとても大きな意味を持っていた。今は、状況は変わって、ラリーのコースは格段に安全になった。チームでは2日間、テストで380kmを走り込み、とてもいい内容になった。1日はナローでバンピーなコース、2日目は高速で摩耗の激しいコースだった。ラリーでは、どちらのキャラクターのコースもあるので、この両方を見据えて、色々なダンパーセッティングを試し、いいセッティングを見つけられたと思う」

「モンテカルロ以来、自分たちには、舗装でマシンのポテンシャルを引き出すための考えがあり、マシンのフィーリングはモンテカルロ向けテストの時よりも格段によくなっている。でも、ライバルたちもとても強いので、何も確証はない。とにかく、ラリーのたびにマシンを改良させるという自分の課題に専念するだけだ。ここまではその課題をしっかりこなしているので、満足している」

ユホ・ハンニネン(#11 トヨタ・ヤリスWRC、ベストリザルト:2008年総合24位)
「前よりもフィーリングは格段によくなっているので、コルシカを楽しみにしている。また舗装を走るのは、いい気分だ。このラリーには1度しか参戦したことがなく、かなり前の話で、昨年はレッキだけの参加だった。だから、ヤリ−マティからのアドバイスをとても頼りにしている。自分にとって、マシンのフィーリングはモンテカルロの時とかなり似ているが、その時はとてもいい手応えがあった」

「コルシカが一番違う点はタイヤなので、どのようにうまく活用できるかを学んできた。特にロングステージだね。メキシコでは、状況が不利だったとしても、耐え抜けばいいリザルトがついてくるということが分かった。これは、今年のトヨタの信念と似ている部分がある。自分たちは、マシンをよりよくさせる作業を続けていく」



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