WRCフランス:デイ1コメント、リタイアのタナック「今は少し無気力な気分」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCフランス:デイ1コメント、リタイアのタナック「今は少し無気力な気分」

©M-SPORT

ラリーフランス(ツール・ド・コルス)、デイ1終了後の各ドライバーからのコメント。SS3でデイリタイアを喫したオィット・タナック。序盤3戦で安定した走りを披露してきていただけに、その失望感を吐露した。

[シトロエン・トタル・アブダビWRT]
シトロエンC3 WRC

CITROEN

クリス・ミーク/総合首位
「この道でシトロエンC3 WRCをドライブするのを、心から楽しんでいる。ラリーはまだ先が長いが、今日のいい内容でチームの必死の努力、特にプレイベントテストでの取り組みが報われた。今日はうまく流れを作り、特に午後は路面に出てくるダートが増え、タイヤの摩耗が激しくなったが、うまく対応できた。フィーリングはいいが、差は小さいので慎重に行かなくてはいけない」

CITROEN / @World

クレイグ・ブリーン/総合4位
「いい一日になった。特に、ポディウムからもそれほど遠く離れてはいないからね。エンジニアからのアドバイスで、ターマックでのドライビングスタイルを完全に変えて、ブレーキのアグレッシブな使い方を抑えようと努めている。これはうまく行っているようだが、まだ改善の余地があるとも感じている。ステージではディファレンシャルのマップの調整にも挑戦し、これもよくなったようだ。すべてが順調に進んでいるし、C3 WRCはこのようなコンディションで、とても走りやすい」

CITROEN

ステファン・ルフェーブル/総合8位
「一番は、クリーンな走りをしたこと、安定した一日になったこと、掲げた目標がこなせている。もちろん、このラリーでの知識不足には悩まされている。みんなが初めて走る区間は、ピエトロセラの最初の7kmしかなく、上位と競ることができたのはここだけだった。攻めるレベルに到達するのは簡単ではない。プッシュし過ぎてしまえば、アンダーが出てきてしまうし、それはイヤだからね!」

[MスポーツWRT]
フォード・フィエスタWRC

M-SPORT

セバスチャン・オジエ/総合2位
「今日は、できる限りのことをした。自分の走りにはかなり満足しているが、パフォーマンスで少し足りない部分がまだあることも僕たちは自覚している。ステージを終える度に色々なことを試し、進むにつれてフィーリングはよくなっていった。まだ完璧ではないが、明日に向けてもっと速さを高めるためのアイデアがある。全てはセットアップにかかっており、マシンのフィーリングを改善するために取り組まなくてはならない。明日もプッシュしてベストを尽くしていく。差は10秒しかないし、距離は十分ある。もちろん、自分たちが10秒のアドバンテージを握っていられればよかったが、今は追う立場にいるのでプレッシャーをかけ続けていく」

エルフィン・エバンス/総合18位
「2本目の序盤で油圧系トラブルを抱えたので、それに対応しなくてはならず長い一日になった。カレンダーの中でも最も得意な一戦なので、もちろん少し悔しい。残念だが、自分たちには学ぶことがたくさんあるし、ラリー先に向けて戦い続ける理由もたくさん残っている」

オィット・タナック/SS3でデイリタイア
「ロングコーナーで、思っていた以上にグラベルが出ていた。アンダーが出てワイドになり、道がかなりナローだった。路肩に乗りながら不運にも最終的にステージを走り続けることができなかった。マシンのダメージはとても小さかったが、深いバンクでスタックしてしまい、コースに引き戻すのがとても難しかったため、自力で戻るチャンスはなかった。マシンのフィーリングがとてもよかっただけに、本当に残念だ。このラリーではいつも苦戦するが、今年はとても楽しめていた。いいテストができていたし、ノートもすべてを完璧にするために必死で取り組んでいた。今は、少し無気力な気分。午前のタイムはとてもよく、ターマックエキスパートにも近づいていた。でも、これも人生。時にはタフなこともある。今はぐっすり寝て、また明日戻る」

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC

Hyundai Motorsport GmbH

ティエリー・ヌービル/総合3位
「この週末は、みんながいいペースを出しているようで、いい戦いになっている。最初のステージは、自分の考えてはうまく行った。マシンにいくつか改善するべきところがあり、アンダーが出るコーナーがあるので少し自信に影響している。日中サービスはないが、車高を調整してフロントのグリップを高め、ステアリングとターンインのパフォーマンスを改善しようと試みた。午後のループはプッシュしたが、上位との差はまだ大きい。もちろん限界まで攻めていたので、今日速かったミークやオジエとの差を詰めるためにどんな改良をするべきなのか、考えていく」

Hyundai Motorsport GmbH

ダニ・ソルド/総合5位
「比較的トラブルのない一日だったが、ライバルに比べて速さやパフォーマンスが足りていなかった。マシンには速さを感じているし、ドライビングにも余裕があったので、具体的に何が不足しているのか特定するのが難しい。今日は色々試したり、ドライビングスタイルを変えてみたりしてペースを上げようと試みたが、あまり大きな変化はなかった。今夜は、チームと一緒に話し合わなくてはならない。まだ試せることはある」

Hyundai Motorsport GmbH

ヘイデン・パッドン/総合7位
「最初のステージは、理想的な滑り出しではなかった。湿った部分があってトリッキーだったので、自信が持てなかった。2本目はよくなったが、タイムにはまだつながらなかった。日中もタイヤフィッティングゾーンしかなく、できることは限られていたので、午後のループも辛抱するしかなかった。SS3では、前半はよかったがフィニッシュに向けてリヤのグリップを失い、危ない場面が何度かあった。一度リヤグリップを失うと、とにかく何もできず乗っているだけになってしまう。最後のステージはフィーリングはよかったが、もっといい走りができるはずだ。秒差は思った以上に大きくなったが、ラリーの残りに向けてどうすれば状況を変えられるか、今晩話し合わなくてはならない」

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC

TOYOTA / @World

ヤリ‐マティ・ラトバラ/総合6位
「今日はまずまずだったが、自分のドライビングには満足しきれない。少し慎重すぎたのだと思う。特に湿った場所や、スリッパリーな場所だね。でも、こういうコンディションは自分には合わないことはわかっているから、それほど心配していない。自分がタイムをロスしているところは、ブレーキと加速。パワーが上がった今年のマシンでの、アクティブ・センター・ディファレンシャルの使い方も、まだ模索中だ。今季はいい滑り出しができたので期待も高まるが、自分たちにはまだテストや学ばなくてはならないことがたくさん残っていることも忘れてはならない。だから、今の順位は現実的なもの。マシンのポテンシャルは高いので、もちろん明日は改善を目指す」

TOYOTA / @World

ユホ・ハンニネン/SS1でデイリタイア
「もちろん残念だ。最初のステージのフィニッシュが近づいた辺りで、橋の手前で路面がわずかに変わっていた。ブレーキ中に挙動を失い、コーナーへの進入が速すぎてしまいワイドになってしまった。右リアを橋の欄干にヒットし、ダンパーオイルから出火してしまった。火を消してステージを走り切ることはできたが、このトラブルでフロントとリヤタイヤにダメージを負ってしまった。みんなと同じように、スペアは1本しか積んでいなかった。だから、マシンを守るためデイリタイアするしかなかった。自分たちにとってはいい一日にはならなかったが、少なくとも明日再スタートするチャンスは残っている」



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