WRC第13戦(最終戦)ラリーGBは木曜日の競技初日を終了し、フォルクスワーゲンのセバスチャン・オジエが首位を快走している。
この日は午前中に予選ステージを行ない、19時からのナイトステージでラリーは開幕。6.30km、10.51km、7.52kmの短距離ステージ3本ながら、ふたつのSSでオジエがトップタイムをたたき出し、2番手のティエリー・ヌービル(フォード)に3.2秒差を築いている。
今回のラリーでシトロエンDS3 WRCをドライブするロバート・クビカは慎重な走りで首位と35.4秒差の7番手につけている。
クビカは「今まで経験のない路面状況だから慎重に走っている。まだ学ばなければならないことばかりだね」とコメント。
シトロエンのダニ・ソルドは今シーズン9台目のシャシーということで(規定では年間8台までとされている)スタート前に5分のペナルティを課されてしまった。
しかし今回のシャシー登録に際しては単純にチームのミスとのこと。マトンからはソルドにミスを認める謝罪の言葉があったが、ソルドも「そりゃ残念ではあるけど、仕方がないさ。人間誰だってミスはするからね。チャンピオンシップも決着がついているし、経験のためにきっちりラリーに取り組むだけだ」と前向きなコメントを残している。
【SS3後暫定総合順位】
1:S.オジエ 14:28.3
2:T.ヌービル +3.2
3:J.ラトバラ +5.2
4:M.ヒルボネン +16.2
5:M.オストベルグ +24.7
6:A.ミケルセン +27.8