WRC第4戦フランス(ツール・ド・コルス)は、アンドレアス・ミケルセンがWRC2部門でスタートからフィニッシュまで首位を守っての完全優勝を果たした。ミケルセンは開幕戦のモンテカルロに続き、今季2度目のWRC2優勝。
全10SSで構成された今戦、ミケルセンは7本のベストタイムをマークし、初日を終えた時点で築いた70秒のリードをきっちりとコントロール。最終的に66.3秒差で部門優勝を果たし、総合でも7位に食い込んだ。
「とにかく最高だよ! シュコダ・ファビアR5での2戦目で2度目の優勝だからね」とミケルセン。
「日曜日の54kmのステージでは、自分の速さをしっかりコントロールした。自分のリードを固めたかったし、大きなリスクを負って優勝を逃す危険を作りたくなかったからね。集中力を切らさないことがとても重要だったけど、うまく対応できた。この素晴らしいマシンを与えてくれたチームには、本当に感謝しているよ」
2位に入ったのは、ティーム・スニネン。初日にエリック・カミリがリタイアした後、常に2番手からミケルセンを追ったが、舗装戦での経験不足も響き、2位キープが精いっぱいだった。
「今回のラリーではたくさんのことを学んだし、ドライビングを本当に楽しんだ。これまでの舗装戦でベストのラリーができたので、満足だよ」とスニネン。
ジュニアWRCからステップアップしたばかりのヨハン・ロッセルは、WRC2デビュー戦でポディウムフィニッシュ。昨年のジュニアチャンピオン、シモーヌ・テンペスティーニに3分以上の差をつけた。オーレ・クリスチャン・ベイビーは、この日最初のステージでパンクを喫し2分以上をロス。順位を落とした。初日にパワーステアリングトラブルに見舞われていたヤン・コペッキーは、部門7位でフィニッシュした。
WRCフランス WRC2部門最終リザルト
順位 | ドライバー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|
1 | A.ミケルセン | シュコダ・ファビアR5 | 31:04.1 |
2 | T.スニネン | フォード・フィエスタR5 | +1:06.3 |
3 | Y.ロッセル | シトロエンDS3 R5 | +4:46.4 |
4 | S.テンペスティーニ | シトロエンDS3 R5 | +8:02.9 |
5 | O.ベイビー | シュコダ・ファビアR5 | +8:27.1 |
6 | P-L.ルーベ | フォード・フィエスタR5 | +9:14.0 |
7 | J.コペッキー | シュコダ・ファビアR5 | +9:59.9 |