マルティニカラーに反射的に目が留まる皆様も、そうでない方もこんばんは。ヨンカイでございます。
さていよいよ明日に迫りました。なにがってRALLY CARS最新号、vol.16の発売日であります。すでにツイッターなどでご案内しているとおり、今号はランチア・デルタS4をお送りします。
実質的な活動期間は1年そこそこにもかかわらず、これほど強いインパクトをラリーファンに残したラリーカーもあまりないのではないでしょうか。鮮やかなマルティニカラー、それまでのストラトスやラリー037とは似ても似つかない武骨なスタイリングなど、デルタS4にはひと目見たら忘れられない魅力があります。
今回の号ではマルク・アレンのインタビュー、没後31年を迎えるヘンリ・トイボネンのロングストーリーは読みごたえたっぷりです。ぜひマルティーニ(商品名としてはマルティーニなんですね)のおともとして、春の週末をお過ごしいただけたらと。
そのほか、スタジオでバシッと撮影したマシンギャラリー、ラリーカーズで登場した主要グループBマシン(プジョー205T16、アウディ・クワトロ、フォードRS200)を含めた駆動系について元三菱の稲垣秋介さんに分析してもらう企画や、デルタS4を駆ったプライベーターたちの記事、試作車ECV1&2の詳細など盛りだくさんでお届けします。珍しいところではマーティン・ブランドルの試乗記(当時)などもありますよ。
トイボネンといって思い出すのは、今から10年前のこと。WRC plus誌の編集部員だったワタクシは、トイボネン特集記事の取材でフィンランド在住・実弟のハリ・トイボネンさんに会って話を伺い、その足でツール・ド・コルスへ。もちろん事故現場の石碑にお参りをしてきたわけです(ちなみに2006年vol.03です。お持ちの方は引っ張り出して見てね)。2006年当時の写真と、今年小林カメラマンが撮影してくれた写真を見比べると、ずいぶんとお供えものが多く賑やかになっています。当時、ちょうど我々が取材をしているタイミングに、スズキJWRCチームに在籍していた石井康弘エンジニア(ラリプラ208 R2でお世話になっております!)がたまたま訪れ、マルティニ・ビアンコをお供えして行かれたのが印象的でした。RALLY CARS vol.16のお求めは、お近くの書店または三栄書房オフィシャルウェブサイト、インターネット通販などでよろしくお願いいたします。