WRC本格参戦の初年にWRC2タイトルを獲得し、最終戦GBでは初めてのWRカーでの参戦が決まっているロバート・クビカ。来季の参戦オファーも当然舞い込んでいる。
「来年、WRカーで参戦するチャンスをもらっていることは、本当だけど、どのチームなのか、そもそも自分がそれをドライブするにふさわしい時期を迎えているのか、正直分からないんだ」とクビカはコメント。
クビカは、シングルシーターのレースに復帰する夢をあきらめたわけではないことも認めた。
「WRCはリカバリーのために参戦しているし、今年は自分の夢が叶えられなかった時のために備えて経験を積んでいた。いつかシングルシーターに戻りたいと思っていることを隠すつもりはないけど、今年ラリーに出たおかげでずいぶん助けられた。リカバリーという点でだけでなく、常に忙しくさせてくれたからね。ラリーへの参戦はサーキットよりも格段に時間がかかるから」
「もし、WRCで重要な役割を担うことになるのであれば、自分に自信を持てなくてはならない。チームの中で重要な役目を全うできるという自信がね。ラリーに関しては50%くらいは未知の部分だし、僕にどれだけのことを期待しているかにもよる。来年のことに関しては、自分なりの考えを持っている。来年もラリーを続けるなら、まだまだ学ぶことがたくさん残っている。WRCでは3年は経たないとドライバーとしてのレベルを本当に判断することはできないからね」